Lesson14-1 スパイスを活用したパーティーメニュー

Rawpixel.com/Shutterstock.com

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スパイス&ハーブコンサルタントのホームパーティ

しっかりスパイスの知識を学んでレシピも修得すると、だれかに食べてもらいたくなったり、みんなにも素敵なスパイスの魅力を話したくなってくるでしょう。

そんな時は、今人気急上昇中のホームパーティーを開催することで自分も楽しみながらおもてなしをする事ができます。パーティーといっても構える必要はありません。気が置けない仲間や大切な家族、スパイスに興味のある友人との楽しい時間を過ごせるひと時です。
そこに美味しいスパイスの魔法をかけましょう。きっと会話も弾み、みんなを元気にできます。それがスパイスハーブコンサルタントであるあなたが身につけた力なのです。

ここでは、そんなホームパーティーのポイントやメニューを修得しましょう。

 

スパイスホームパーティー開催のポイント

スパイスの原産地をイメージしてレシピを決める

暑い国の人たちが非常に辛いスパイス料理を沢山食べるのは、唐辛子などの刺激性の高いスパイスを食べる事により、沢山汗を出すことで体内にこもった熱を放出し、身体を冷やす作用を期待するからです。逆に寒い国の人たちが同じ事をしたら、一瞬は血行促進などで体温上昇がありますが、その後は逆に冷えてしまいます。

熱帯地方に激辛料理の類が多いのはこれが理由です。唐辛子は寒い国でも使いますが、その量は熱帯地方の消費と比べて格段に低く使用法も異なります。

野菜に関しても同じことが言えます。夏の野菜(トマトやナス)は体を冷やすもの(陰性)が多く、冬の野菜(根菜類や火を通したもの)は体を温めます(陽性)。中国の薬膳に置いては、食物を身体を温めるものから冷やすものまでに分類し(これを五気といいます)、季節や身体の症状に応じて食べ分けるようにしています。

 スパイス&ハーブコンサルタントならではの配慮を込めたメニューでおもてなし

このテキストでスパイスを学んだスパイスハーブコンサルタントのパーティーメニューには、ぜひ季節に応じたスパイスメニューを取り入れていきましょう。これを考えないと、例えば真冬にタイ料理やインドカレーでお客様をおもてなしして、身体を冷やしてお帰り頂くことになってしまいます。

Lesson14では、春夏秋冬にあわせた世界のお料理を組み合わせて修得していきます。これでおもてなしメニューも迷うことなく決めることができるので、ぜひ気軽にホームパーティーで活用していきましょう。

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