春は、長い冬を耐え忍んだ植物たちが、一斉に芽を吹く季節です。ハーブやスパイスも同様で、綺麗な若草色の新芽や新葉が美味しい季節です。
この季節ならではのパーティーメニューとして、フレッシュスパイスの数々を取り入れたメニューにチャレンジしてみましょう。
春のパーティーレシピ 南欧編
芽吹きのスパイスたちを使ったフレッシュスパイスのフルコース
スープ・・・「人参とチャービルのスープ」
材料4-6人分
- バター 50g
- 人参(刻む)270g
- 小麦粉 50g
- チキンのスープストック 1リットル
- 塩・黒コショウ 各適量
- チャービル 刻んだもの 1/2カップ
- (飾り用)生クリームやプレーンヨーグルト、チャービルの小枝、オリーブオイル、コーンなど
作り方
- 深鍋にバターを溶かし、人参を5分ほどゆっくりと炒める。
- 小麦粉を加えてよく混ぜ、スープストックと塩、コショウを加える。ひと煮立ちしたらふたをして約30分間弱火で煮込む。
- 火から下ろして少し冷まし、ミキサーにかけて滑らかになるまで撹拌し、鍋に戻して刻んだチャービルを加え火にかけ、煮立ったら出来上がり。
スープカップに注いでも可愛いが、流行のジャーに入れても可愛くなり、冷製の場合はそのまま冷蔵庫に準備しておけばよいので便利である。熱いままでも冷やしても美味しい。
食べる前に生クリームやヨーグルト、オリーブオイルを回しかけ、チャービルの小枝を飾る。お好みでトッピングできるゆおにコーンやクルトンなどを用意しておいてもよい。
前菜・・・「ディルとチャイブのポテトサラダ」
(材料と作り方は、Lesson13-2を参照)
メイン料理・・・「ローズマリーのラムチョップ」
ラムチョップがなければ、チキンでもポークでも 美味しく出来上がります。
材料(4人分)
- ラムチョップ8本
- 玉ねぎ 小20個程
- クレソン 1束
- オリーブ油 適量
- サラダ油 大さじ3~4
A
- ローズマリー小枝2本またはドライホール小さじ1
- タイム フレッシュは大さじ1またはドライホール小さじ2/3
- ブラックペッパー粗挽き ホール小さじ1/2
- パセリみじん切り 大さじ1
- 塩 小さじ1
- ニンニクみじん切り 1片
作り方
- Aを良く混ぜ合わせ、ビニール袋に入れておく。
- ラムチョップは脂肪を取り除き、玉ネギは皮をむき、大きければ半分に切る。両方を1の中に入れ、良くもみこむ。
- オリーブ油をまわしかけ、室温で20~30分置く。
- フライパンにサラダ油を熱し、③を入れて片面づつ焼く。火が良く通ったら、焼きすぎに注意して皿に盛る。
- クレソンを散らして出来上がり。
デザート・・・「フレッシュミントのチョコチップクッキー」
材料
- 薄力粉 130g
- バター 80g
- 砂糖 60 g
- 卵黄 1個
- チョコチップ(板チョコを砕いたものでも可) 適量
- フレッシュミント 1/2カップ程度(お好みで量変更可)
作り方
ミントバターの仕込み
バタークッキーを作る要領と同じですが、作る前日に、ミントバターの仕込みをします。
- フライパンで分量のバターを弱火で溶かし、そこにフレッシュミントを1束入れて約10分かき混ぜます。途中バターが茶色く変色し出したら大さじ1の水を足して下さい。
- 火からとりだし、ミントの葉と茎も捨てます。
- 冷めたら冷蔵庫で6時間から1晩寝かせてください。
チョコチップクッキーの作り方
- 常温に戻したミントバターをクリーム状になるまで良く練る。
- 砂糖を加えさらに良く混ぜ合せ、卵黄を何回かに分けて加えさらに良く練る。
- ふるっておいた薄力粉をへらでさっくりと混ぜ合わせる。
- チョコチップと刻んだミント(分量外)を入れる。
- 二つに分けてラップに包む。好みの太さの棒状にし、冷蔵庫で1時間程度や休ませる。
- 冷蔵庫から生地を取り出し、好みの厚さに包丁で切り、クッキングシートの上に並べていく。
※冷やしてカットするのが面倒な場合は、生地が混ざったら適当な大きさに手で丸めて平らにし、そのままオーブンに入れてもよい。 - 余熱を160℃に設定し、20分焼いて完成。
※オーブンにより焼き上がりがかわるので微調整してください。
ドリンク・・・・「セージワイン」や「ミントモヒート」など
セージワイン(ワイン1本)
セージの葉、2、3枚を赤ワイン1本に30分ほど漬け込みんで完成。
ミントモヒート(1人分)
グラスにスペアミントと1掴み程入れ、軽くつぶして香りを出す。そこにラム酒大さじ2とソーダ水150cc、甘味料をお好みで入れ、ライムを1/2ほど絞り入れる。良くかき混ぜ氷を入れてライムをトッピングしたら完成。
大人数分をデキャンタで一度に作ったり、可愛い瓶で作ればそのまま食卓に出すことができます。また、パーティーに車で来ている方のために、ハーブ水などノンアルコールドリンクも容易しておきましょう。