Lesson 2-2 スパイスの基本②科名による分類

科名によって分類する

スパイスの科名を知る事で、統一的な特徴を知る事が出来ます。早速学習していきましょう。
ここでは、一般的な家庭で使用することが多いスパイスを例に挙げていますので、イメージを膨らませながら学習することで、覚えやすくなります。

同じ仲間のスパイスがわかると、扱い方も幅が広がります。

 

セリ科

特徴的な可憐な花をつけるセリ科。その種子は、スパイスとして世界各国で幅広い使われ方をする。また葉茎はフレッシュハーブとしても使われる。

セリ科の例① フェンネル

kps123/Shutterstock.com

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セリ科の例② コリアンダー

Teodora D/Shutterstock.com

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アブラナ科

刺激的な辛味を持つものが多い。

アブラナ科の例① わさび

yoshi0511/Shutterstock.com

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アブラナ科の例② マスタード

Africa Studio/Shutterstock.com

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ショウガ科

強い香りを持つものが多い。根の部分を使うものは、滋養強壮に富み、古くから薬効成分も珍重されてきた歴史を持つ。

ショウガ科の例①しょうが

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ショウガ科の例②ターメリック(うこん)

SOMMAI/Shutterstock.com

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シソ科

ハーブと呼ばれている種類が多く、葉を使う。清涼感があり、古くから薬用で殺菌に使われてきたものも多いのが特徴。

シソ科の例①ローズマリー

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シソ科の例②オレガノ

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コショウ科

果実が使われ、爽快な香りと独特な辛み、料理のアクセントとして、大昔から使われてきたスパイス。

コショウ科の例①ブラックペッパー

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コショウ科の例②ホワイトペッパー

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この一覧以外の科名でもミカン科の山椒やカレーリーフ、クワ科の麻の実、フトモモ科のオールスパイスなど、沢山の科目のスパイスが存在します。

 

■Lesson2-2 まとめ■ 

  • スパイスはその科名によっても分類される。科名を知る事で、統一的な特徴を知る事ができ、仲間がわかると使い方の幅も広がる。
  • セリ科・・・種子はスパイスに、茎などはフレッシュハーブとして世界中で使用されている。フェンネル・コリアンダーなど。
  • アブラナ科・・・刺激的な辛みを持つ物が多い。わさび、マスタードなど。
  • ショウガ科・・・強い香りを持つものがおおく、根の部分を使うものは滋養強壮効果も期待できる。しょうがやターメリックなど。
  • シソ科・・・葉の清涼感が特徴で古くから薬用の殺菌にも使用された。ローズマリー・オレガノなど。
  • コショウ科・・・果実が使われ、爽快な香りと独特な辛み、料理のアクセントとして、大昔から使われてきたスパイス。ブラックペッパー、ホワイトペッパーなど。