スパイスコラム8 民間薬として使用される和ハーブ

中国の漢方西洋のハーブ、そして日本の生薬と、場所は違えども人々は薬効成分のある植物を利用してきました。

料理用ではなく、薬としてのハーブの歴史を振り返ると、日本にも古くから植物や動物を用いた伝統的な治療法があり、この方法は和方と呼ばれています。この治療に用いられる薬は和薬と呼ばれました。

 

日本に自生する「和薬」

ユキノシタ

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ドクダミ

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柿の葉

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ゲンノショウコ

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スギナ(つくし)

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ワの葉

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オオバコ

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クズ

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ツユクサ

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この他にも、和薬は数多く日本の山や沢、田畑の脇や野原に自生しています。

ヨモギやノビル、タンポポや藪椿、明日葉やセリ、ガマの穂や和薄荷、ハコベやナズナなどにも薬効成分があります。西洋ハーブや漢方と似ている種類もあります。日本でスイバ、スカンポと呼ばれる植物は西洋ハーブではソレル、イラクサはネトルにあたります。