中国の漢方、西洋のハーブ、そして日本の生薬と、場所は違えども人々は薬効成分のある植物を利用してきました。
料理用ではなく、薬としてのハーブの歴史を振り返ると、日本にも古くから植物や動物を用いた伝統的な治療法があり、この方法は和方と呼ばれています。この治療に用いられる薬は和薬と呼ばれました。
日本に自生する「和薬」
ユキノシタ
ドクダミ
ゲンノショウコ
スギナ(つくし)
ビワの葉
オオバコ
クズ
ツユクサ
この他にも、和薬は数多く日本の山や沢、田畑の脇や野原に自生しています。
ヨモギやノビル、タンポポや藪椿、明日葉やセリ、ガマの穂や和薄荷、ハコベやナズナなどにも薬効成分があります。西洋ハーブや漢方と似ている種類もあります。日本でスイバ、スカンポと呼ばれる植物は西洋ハーブではソレル、イラクサはネトルにあたります。